中海テレビ放送は鳥取県西部を放送エリアとしたケーブルテレビ局。開局30周年を迎え、放送事業、超高速インターネット事業、プライマリー電話事業、電力小売事業と事業ドメインが広がり続ける中、「放送やメディア」に興味のある学生以外にも認知も広げていきたいと考えていました。そこで、企業理念である「地域をつなぐ、未来へつなげる」を体現するインターンシッププログラムを企画・運営しました。
クライアント:中海テレビ放送株式会社
協力:南部町
動画制作:川本 直樹
期間:5日間(企画〜実施までは約3ヶ月間)
■課題:「次の30年をつくる人」を巻き込む企画をつくる
今後は「次の30年をつくる人」の採用・育成は重要なテーマとなっていました。また、地域密着の深い関係性から、地域の課題解決を考える人・機会が必要とされていることから、南部町のみなさまに協力をいただき「地域の中にある実際の課題」をテーマに企画提案を行う、つなぐインターンが生まれました。
■実施内容:南部町を舞台に「教育課題」を考える5日間
「南部町の教育課題」を中海テレビ放送のリソースも活用して解決へ導く方法を考える、5日間のインターンシップを行いました。
DAY1 オリエンテーション|中海テレビ放送について知る
DAY2 フィールドワーク①|南部町に飛び込む
DAY3 フィールドワーク②|南部町の教育を知る
DAY4 プランニング|ひたすらに考える
DAY5 プレゼンテーション|提案発表
DAY1 オリエンテーション|中海テレビ放送について知る
初日は「中海テレビ放送」の事業内容から課題提案に活かせる武器を知ること。県内外から集まった参加者同士が5日間を考え抜くためのチームビルディングを行いました。
DAY2 フィールドワーク①|南部町に飛び込む
まずは「地域の若者が育つ」まちの実態を知ること。1日かけて南部町内を巡りました。
DAY3 フィールドワーク②|南部町の教育を知る
保育園、小学校、中学校を訪問し、関係者から教育の実態や課題の名前の声をインタビュー。夜には高校生サークル・青年団との交流を行いました。
DAY4 プランニング|ひたすらに考える
ここまで見聞きしてきた情報を並べながら「何が問題なのか?」「自分たちに何ができるか?」答えのない問いに向き合い、ひたすらに考えました。
DAY5 プレゼンテーション|提案発表
最終日は発表時間のギリギリまで会議室で話し合い。南部庁舎のホールには地域の方々もお集まりいただき、5日間考え抜いた提案を届けました。
■結果:大人の考え方を揺さぶる提案が生まれる
5日間という限られた期間でしたが、課題の本質に迫ったその提案は、大人の常識や固定観念を大きく揺さぶるものでした。
またインターンシップの参加・応募者は、鳥取、秋田、兵庫、東京、神奈川、愛知と県外からの関心も集めました。インターンシップを通して「中海テレビ放送への印象は変わりましたか」という質問には、参加した5人中5人が「とてもそう思う」と回答。既存の認知関心層以外の学生へ関心を広げることや印象の変化に効果があることが示唆されました。
・参加者の声(一部抜粋)
- 人とのつながりが強く、1人1人が地域のために動いており、自分が知っていたテレビ業界とは違う印象を受けました。挑戦し続け、常に変化しようとする姿勢に、地域の活性化に大きく関わっている会社だと感じました。
- 放送業界ということもあり、放送に力を入れているのかなと思いましたが、関わる社員さんや座学や発表を見てくださった方々を見ると、地域や人のことを真剣に考え抜かれていて、何かのために何かをしたいという熱い思いを持つ人が多い会社という印象に変わりました。
弊社では、約20年にわたる地域・企業支援の実践と理論をベースに、実務に活きる研修や採用・組織コンサルティング、外部人材の活用支援(インターンシップ・兼業人材)などのサービスを提供しています。短期・長期実践型インターンシップなど、企業の採用・育成・組織課題に応じたプログラムを企画・提供しています。詳しくはぜひ、お問合せください。