当時私が学生だった2002年、起業するかどうか迷っていた私の背中を押してくれたのは、周りの大人たちでした。
鳥取は日本で最も人口の少ない都道府県ですが、だからこそ、人のつながりが濃く、困ってたらすぐに声を掛けてもらえる温かさがあります。言い換えれば、鳥取は大都市にはないチャンスが溢れている場所であるとも言えます。
そんな鳥取で活動している学生人材バンクの役割は、地元の方々だけでなく、県外生が8割を占める地元の大学生や、夢を持って移住して来られた方も含めた、「鳥取で何かしたい!」という方々に対して、そのチャレンジを応援する仕組みや、キッカケを提供していくことです。
取り組み方も関わり方も人それぞれで、絶対にうまくいく、というものはありません。それでも、今まで私たちが経験し、蓄積してきたものをフルに使って、コーディネートさせていただきますので、「鳥取で何かしたい!」と思われた方はぜひ一度ご相談ください。
私は、鳥取を日本一若者のチャレンジが生まれる街にしたいと思っています。
学生の皆様へ
「あなたの鳥取での4年間を、人生最高の4年間にしましょう」
私は静岡の高校を卒業し、鳥取へ来ました。
大学は高校とは違い、講義や研究室やサークルなど、様々なことを自分で選択できます。兼部してもOKだし、所属しなくてもOK。自分で進路を選び、思いがけない出会いが生まれる環境はこれほどまでに面白いのかと、当時の私は衝撃を受けました。
今振り返れば、大学時代の私は、人とのつながりから多くの経験や学びをいただいたように思います。
お年寄りから中学生までの多世代のボランティアの方々と一緒にイベントを作ったり、会社の社長や銀行の偉い方、知事や市長などともお話をする機会をいただきました。そのどれもがキャンパスの中だけではできない体験で、結果として私自身の大学での学びに対する意識も変わり、その時の経験や出会いは今の仕事にも活かされていると感じます。
「この体験を後輩につなげたい」
団体を立ち上げた時から、この思いは一貫しています。
鳥取は小さい県ですが、周りの人のチャレンジを応援する土壌があります。
「やってみたら」という雰囲気があります。
私たちが多くの方々に助けていただいたように、今度は私たちが、前に踏み出したいあなたへのサポートしていきたいと思っています。
社会人・企業・集落の皆様へ
「若者と一緒にチャレンジしてみませんか」
静岡生まれの私は、大学進学をキッカケに鳥取に来ました。
私の「やってみたい!」を、周囲の大人たちが面白がって助けてくださったことで、一つ一つが形になり、この学生人材バンクの設立につながりました。
「何かしたいけど、どうすればいいのかわからない」という学生のニーズと、「若い人と一緒に何かやりたい」という地域や企業のニーズをつなげ、「ならばやってみよう!」と15年間、小さなお手伝いを積み重ねてきました。
その中で、多くの新しい出会いや取り組みが生まれました。大人と学生が同じ目標に向かって悩み、進むことで、お互いが何かを発見し、成長する場面にも何度も遭遇しました。
地域も企業も大人もチャレンジしている、そんな街に鳥取をしていきたいと思っています。
ほんの思いつきでも結構です。一度ご相談ください。
あなたも若者と一緒に、チャレンジしてみませんか?
応援いただける皆様へ
「次世代のチャレンジを伴走できる存在に」
2002年の団体設立以来、たくさんの方に応援していただき、何とか継続して事業を行なってきております。しかし、資金的にも運営的にもまだまだ未熟な部分が多い組織です。
今後も、次世代のチャレンジを一つでも進めて行けるように、プロボノや寄付など、様々なカタチで応援いただければありがたいです。
代表理事 中川玄洋(旧姓:田中)
特定非営利活動法人 学生人材バンク 代表理事 中川 玄洋
1979年静岡県沼津市生まれ。鳥取大学農学部卒。鳥取大学への進学をキッカケに鳥取の地へ、学部では、森林ボランティアや環境サークルの部長をやる。大学院1年生時に学生団体”学生人材バンク”を立ち上げる。趣味は会話と子育て。第二子の時に1か月の経営者育休を取得。初日の用事は義理の祖母を救急病院に送ることで、育児と介護と看護のトリプルショック世代という事実を認識、働きやすさを追求するようになる。
【大学関係役職】
鳥取大学大学院工学研究科 特任講師[ものづくり教育プロジェクト](2011~2015)
島根県立大学看護学部非常勤講師[ボランティア活動論](2012~2015)
鳥取大学非常勤講師[主題科目:地域再考プロジェクト担当](2007,2008年)
その他、鳥取大学、鳥取環境大学、立命館大学など非常勤講師経験多数。